フリーランスの確定申告を完全無料でやるために必要な準備 〜e-Taxと書類〜

2022年7月12日

最初にいっておきますと

無料でできるかどうかは業務の複雑さにもよります。

どんなに複雑でも頑張れば無料でできるのですが

ややこしさが全然違いますので・・・

ここで説明するのは1人で事業をやっていて

業務のお金の流れが複雑ではない方向けです。

具体的に私は

・3つくらいの仕事を個人契約でやっている

・人を雇ってはいないので給料の支払いはなし

・売上の支払いはいずれも振り込み

・フリーランス契約で税金が引かれていないものと、給与扱いで税金が引かれているものがある

この条件の方はぜひ読んでみてください。

さんざん色々調べて有料のソフトを使うことも考えましたが

今となっては、買わなくて良かった!

税務署への青色申告は済ませている段階で説明します。

e-tax

1年間、複式帳簿をちゃんとつけて

e-taxで確定申告をすれば

政務署にいかなくていいし

60万円の減税になります!

確定申告時期が迫ってきたら

e-Taxに登録して(国税庁 確定申告書等作成コーナー

PCにe-Taxのソフトをインストールして

識別番号を手に入れて(オンラインですぐにゲットできます)

(持ってる人は)マイナンバーカードを読み込んで → カードリーダー必要な場合があるが安いです。

(持ってない人は)「ID・パスワード方式の届出完了通知書」→ これは税務署に行く必要あるようです。

書類作成して申告する!

対応の会計ソフトで提出する方法もあるのですが

今回は使わずに無料で行きますので

e-taxで作成した帳簿や源泉徴収票などを見ながらの手入力になります。

e-taxのシステムは親切なので思ったより簡単です!

e-taxで作成する書類は大きく二つ

・青色申告決算書

・申告内容確認票B

です。

帳簿はエクセルなどで作成します。

具体的に書いていきます。

確定申告をするにあたり作成すべき書類

①帳簿

②青色申告決算書(PDF

③申告内容確認票B(PDF

そして②と③は見本を前もって見ておいた方が良いと思います。

PDFで公開されているので!

イメージがつきやすくなるので帳簿もつけやすくなります。

順番にざっと説明していきます。

① 帳簿

これは日常的に作成しなければなりません。

帳簿の付け方はこの記事では書きませんが

お世話になった電子書籍がありまして

笠原さんという方が書いておられる

「フリーで仕事を始めたらまっさきに読む 経理・税金・申告の本」

という本で

Kindle Unlimitedなら無料で読めますし

ダウンロードなら1500円くらい。

書籍購入なら、中古本などもあるようです。

素晴らしいのはエクセルのシートが無料でついてくる!

色々無料のシートは見ましたが、これが最強だと思います。

ダウンロードしたら、自分用にカスタマイズ!

帳簿は、お金を事業の経費として使いたい時に

具体的に何に使ったかを記録するものです。

「水道光熱費」「通信費」「接待交際費」

とか聞いたことありますよね。科目リストです。

それが人によって違うので、それを自分用にカスタマイズしたりします。

そして帳簿をその年の12月31日までつけ終わったら

元帳や仕訳帳を作ります。

これは確定申告で提出するというものではないですが

提出を求められれば提出すべきもの。

帳簿をちゃんとつけていれば割と簡単に作成できます。

そして、最終的には青色申告決算書ができるのです。

「フリーで仕事を始めたらまっさきに読む 経理・税金・申告の本」

と付属のエクセルシートには計算式も入れてくれています。

難しいのは、、、帳簿の処理の仕方ですよね・・・

例えば個人のクレジットカードで経費を支払った場合帳簿にどうつければいいのか?

などなど・・・・

その辺はこの記事では割愛します。

詳しくは以下の記事にも書いていますのでご参照ください。

フリーランスの帳簿事情 〜帳簿を理解しエクセルで無料で作成する方法〜

② 青色申告決算書

e-taxで作成します。

今回は特別な会計ソフトは使用しない前提なので手入力になります。

この時に帳簿が必要になります。

帳簿さえちゃんとつけていればスイスイと手入力できます。

以下、PDFの見本です。

見本

③ 申告内容確認票B

これもe-taxで作成するものです。

もし、給与などをもらっていたり(税金が既に引かれているもの)

生命保険を払っていたりする場合ここに入力します。

会社勤めをされたことがある方なら年末調整があると思いますが

それを自分でやる感じ。

手入力になりますので、源泉徴収票などの各書類の用意が必要です。

以下、PDFの見本です。

見本

ここまできたらあとはポチッと送るだけ。

業務内容などどうしても無理な場合は有料ソフト

どれだけ面倒か心配していましが

e-Taxまでたどり着くと意外に簡単です。

どちらと言えばそこまでが大変(笑)

一番の山はやはり帳簿ですよね・・・。

総合的にはやはり有料な会計ソフトでやるのが一番簡単だと思います。

帳簿もe-Taxもあっちゅう間です。

業務が複雑でのんびりやってる時間ないよ!

という方は有料ソフトでも65万円の控除を受けると思えば安いものかもしれません。

さいごに

大まかにはわかっていただけたでしょうか?

この大まかな流れが分かってこそ

何をすべきか分かってくると思うので

ぜひここからさらに理解を広げてみてください。